人の役に立つ喜びが忘れられなくて主任として介護の現場に復帰
私はある障害者施設に約15年間、生活支援員として勤務していました。その後、5年間はトラックの運転手をしていましたが、障害者支援施設「仁優園」の施設長よりお声がけいただいたのをきっかけに「もう一度、障害者の方のお役に立ちたい」という思いがわき上がり、泰久会での復帰を決めたのです。
施設長とは近畿地区身体障害者施設協議会を通じて仲良くしていただけに不安はありませんでしたが、主任に抜擢されたプレッシャーもあって、入職直後から順調とは言えませんでした。しかし、この仕事が好きなこと、施設長の人柄にひかれたこと、この施設をもっと良くしたいとの思いから、つねに前向きな気持ちで仕事に取り組み続けて現在に至っています。
職員の管理からご利用者の介護まで「人が好き」だと実感できる仕事です
主任生活支援員としての業務は、各現場職員への指示と状況把握、勤務表の作成、施設行事の確認と準備、他部署との調整や連携まで多岐にわたっています。
また、介護の仕事はチームワークが重要なため、職員一人ひとりのメンタルやモチベーションまで、つねに把握しておく必要もあります。こうしたマネジメント業務の他、私自身がご利用者の介護に携わることも少なくありません。しかも障害の重度化、高齢化が進む中で、より適切なサービスを提供するためには、専門スキルを向上させ続けなければならず…。気が重くなることもありますが、着実に信頼関係を築いていること、あらためて「人が好き」であると実感できることが心の支えとなっています。
ご利用者の喜びを自分の喜びに―喜びを何倍にも増やせることが魅力です
職員に対しては管理術やコーチングなどの専門知識、ご利用者に対しては介護職員としてのより臨機応変な対応技術が求められるのが主任というポジションです。いずれも未熟な私ですが、これだけは間違いないと思うのは「職員が楽しく働けば、自ずとご利用者も楽しんでくれる」ということ。
そこで私は楽しく明るい雰囲気を広めるために、鼻歌を歌いながら仕事に取り組んでいます。また、先日はご利用者の喜んでいたことを、まるで自分のことのように喜んでいる職員の姿を見て、私も大きな喜びを感じました。
介護の仕事に興味のあるアナタ、ここには喜びを何倍にも増やしていける環境があります。専門知識は必要ありません。一緒に楽しみを増やしていける仲間を心から歓迎します。
一日スケジュール
09:00 | 出勤 |
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09:15 | 特記事項や今日の予定の確認 |
09:45 | ミーティング | 10:00 | 状態観察者の確認(通院や連絡の確認)、ケアプランの作成・調整、委員会会議等 |
12:50 | 昼食 |
13:30 | 状態確認者の確認、ケア会議、他職種との連携等 |
16:45 | 夜勤者とのミーティング |
17:30 | 夕食介助 |
19:00 | 業務終了 |